今回の記事は見るだけで会話ができるという謳い文句のとても分かりやすい書籍のご紹介をさせていただきます。
東大教授でマーケティングの第一人者である阿部誠さんという方が監修しておられます。
オールカラーページでかなり読みやすく、そして見てるだけでも楽しい書籍となってました!
〇〇学と付くと途端にハードルが上がってしまう気になってしまうかと思われますが、この書籍に関しては全くそんんなことはありません。
むしろかなりカジュアルな感じの本になっているので小学校高学年くらいのお子様からでも読めると思います。
Amazonのレビューでも☆4.1 と評判が良いですね。
想像以上に分かりやすく私のような行動経済学について全くの初心者にはとても良かったです。
では、これからどんなところがオススメか?
実際に私が本を読んで感じた感想などをお話ししていくので興味を持ってる方には参考になるはず。
これから順を追って説明していきますので最後までよろしくお願いします!
『サクッとわかる ビジネス教養 行動経済学』
読書時間がない人はAmazonオーディブル無料体験おすすめです。
電子書籍ならAmazonのKindleを無料体験おすすめです。
今回、ご紹介する書籍は『サクッとわかる ビジネス教養 行動経済学』です!
著者は阿部誠さんという方で東京大学大学院経済学研究科・経済学部教授です。
ノーベル経済学賞受賞者との共著も含めて、マーケティング学術雑誌に論文を多数掲載されておられるマーケティングのプロです。
経歴などもすごい方なので引用になりますが以下のようです。
行動経済学の研究対象である人間の知覚バイアスや選好逆転に着目し、計量・統計モデルを用いて得られた分析結果をマーケティングに応用する研究を行っている。
2003年にJournal of Marketing Educationからアジア太平洋地域の大学のマーケティング研究者第1位に選ばれる。
主な著書に『大学4年間のマーケティングが10時間でざっと学べる』『東大教授が教えるヤバいマーケティング』(共にKADOKAWA)、共著書に『(新版)マーケティング・サイエンス入門:市場対応の科学的マネジメント』(有斐閣)などがある。
Amazon商品説明 著者についてより引用
どうでしょうか?
とても素晴らしい経歴ですよね。
行動経済学は個人の心理を扱う経済学で知識がゼロでも理解しやすく、また実際のビジネスにも役立ちます!
人間の非合理的な意思決定方法を学ぶと特に営業職や企画職に生かすことができることでしょう!
ページ数は170ページと比較的、少なめなので時間のあまりない方でもサクサク読み進めることが出来ます。
読書習慣がない方でも手に取りやすいのかなと感じます。
この書籍は行動経済学の基本の考え方をイラストや図解で分かりやすく示しており、ビジネスや生活に生かすための方法をたくさんの実例とともに紹介しています。
「見るだけで会話・説明ができる」というシリーズコンセプトで、この本を読めば行動経済学的な視点で戦略や企画を提案することができるようになりますよ。
クエスチョン⇨答えという感じの構成になってるので最初から読んでも勿論楽しめますが自分の気になるところから読み進めても大丈夫なようになっています!
次は『サクッとわかる ビジネス教養 行動経済学』はどんな方におすすめできるのか?
その理由をお話ししていきます。

こんな方におすすめ

- 行動経済学ってなんだろう?
- 不必要な消費をしてしまっている
- マーケティングの質を良くしたい
- マネジメントが上手になりたい
- 目標に向かって自分を変えていきたい
- ビジネスに活かしたいと思っている
- 得して生きていきたい
上記のようなことに当てはまる方にはとてもおすすめです!
私が購入に至った経緯は書店に行った際によく見かけており興味を持ったからでした。
この記事を見て下さってる方の中にも、もしかしたら見たことある方がいらっしゃるかもしれませんね!
この ” サクッとわかるシリーズ ” は他にも色々と出版されております。
「サクッとわかる ビジネス教養統計学」
「サクッとわかる ビジネス教養お金の基本」
「サクッとわかる ビジネス教養 地政学」
上に書いた以外にも合計9冊ほど刊行されているので人気のシリーズのようです。
どこの本屋さんにもどれかひとつくらいは置いてあるように感じますね。
オールカラーページ、かつイラストも豊富に使用されてるのでかなり読みやすい部類の書籍になっています!
沢山の可愛いイラストは見てるだけでも楽しいですし、ページごとにあるイラストを見るだけでも内容をほとんど理解できてしまう構成ですよ。
続いてこの書籍のおすすめポイントをいくつかまとめましたのでご覧ください!
『サクッとわかる ビジネス教養 行動経済学』おすすめ6つのポイント
- 行動経済学の考え方を学べる
- 人間らしい心の動きヒューリスティック
- 意思決定の仕組み プロスペクト理論
- 行動経済学の活用事例について知れる
- 行動経済学の目玉 ナッジ理論
- 行動経済学の応用法が分かる
今回、ご紹介している『サクッとわかる ビジネス教養 行動経済学』では上記したようにたくさんのおすすめのポイントがあります!
サクッとわかるという言葉の通り難しい記述などあまりなく図解も多いので視覚からでも十分に理解出来るような作りの書籍になっております。
私は行動経済学というジャンルのカテゴリーの書籍を読むのは初めてでしたがとても楽しくかつスムーズに読み進むことが出来ました!
身近な出来事や状況を題材にしていたりするので楽しみながら学ぶことが出来るという点も読みやすさや理解のしやすさに繋がっている気がします。
次は順番におすすめポイントを解説していきます!
マーケティングに興味のある方にはこちらもおすすめ
↓↓↓↓↓



1、行動経済学の考え方を学べる
まずは最初に行動経済学の成り立ちや基本的な考え方について学んでいきます。
「行動経済学」とは、人間が必ずしも合理的に行動しないことに着目し、人間の心理的、感情的側面の現実に即した分析を行う経済学のこと。
非常に実践的な理論が多く、政策にも活用されているほか、新型コロナウイルス対策の専門委員会のメンバーにも、日本の行動経済学の権威が任命されているほどです。
サクッとわかる ビジネス教養 行動経済学より引用
心理学+経済学=行動経済学になるそうです。
とても興味深い内容が多く全て「へ〜!!面白い!!!!」と考えさせられました。
一例を挙げると…
” 人は無意識のうちに動かされてる!? ”
” 人間は必ずしも合理的に行動しない ”
” 第一人者が言った! 行動経済学はマーケティング ”
他の項目も面白いですが私は上記したようなことが書いてあるところにかなり興味をそそられました。
伝統的な経済学でカバーできない部分をカバーする学問
このように著者は述べています。
読み進めていくと「確かにそう感じるな〜」と思うことが多くありました。
2、人間らしい心の動きヒューリスティック
「ヒューリスティック」とは行動経済学を学ぶうえで重要な要素です。
ヒューリスティックとは人間の意思決定を助けようとするプロセスのことで自分自身の経験を基に見つけ出すため「簡便法」とも呼ばれるそう。
特徴としては判断の早さが挙げられますが、反面デメリットもあります。
ここではかなりのページ数を割いていますし行動経済学ではかなり重要ということでしょう。
また、ヒューリスティックの反対の意味に当たるのが「システマティック」という言葉です。
高価なものやこだわりの強いものを買う時に性能、価格、用途などさまざまな条件を考慮します。
このようにじっくり検討する思考を「システマティック」といいます。
人はその時々によって「直感」と「熟考」を使い分けるみたいですね。
ヒューリスティックには色々な種類があるのでその代表例も分かりやすくまとまっていました。
「〇〇効果」
例えばアンカリング効果、フレーミング効果など様々な種類の効果も学べるので良いですよ。

3、意思決定の仕組み プロスペクト理論
プロスペクト理論とは行動経済学において最も代表的な理論です。
(この理論を提唱したダニエル・カーネマンは2002年にノーベル賞を受賞しています)
プロスペクト理論とは、たとえば投資のように選択に損得や確率が関係する不確実な状況において、人間がどのようなプロセスを経て意思決定するのかを説明する理論です。
サクッとわかる ビジネス教養 行動経済学より引用
意思決定のプロセスは次のような感じになります。
STEP1(編集段階) 前処理 : 意思決定の前の段階で、前処理とも言われます。自分に与えられた選択肢を認識して基準となる「参照点」が決まり、次のステップ(評価段階)に進む。
⬇︎
STEP2(評価段階)
価値観数 : 編集段階で決定された参照点を基準に、各選択肢を評価するステップ。
確率加重関数 : 選択するにあたって、関係のある各事象がどのくらいの確率で起こるのかを考えるステップ。
⬇︎
行動の決定!
編集段階と評価段階を経て、どの選択肢が自分にとって最も効用(満足度)が高くなるかを判別し、最終的にその行動をとる。
大まかに上記のような内容となります。
確率やお金の使い方についてなど見ていて楽しく読めました!
自分でも「あ〜、なるほど。当てはまることも多いな〜」っといった内容が多かったので妻と話してみたら面白かったですよ。
やっぱり人によって価値観の違いがあるので周りの人に聞いてみて自分との意見の違いを楽しんでみるのも良いかもしれませんね。
4、行動経済学の活用事例について知れる
これまでの理論などを「マーケティング」に活用した事例を学ぶことが出来ます。
マーケティングの第一人者のフィリップ・コトラーが「行動経済学はマーケティングの別称に過ぎない」と言っているほどマーケティングと行動経済学は近いものです。
マーケティングを知るうえで行動経済学は欠かせません!
例えとして挙げられてるのはどれも身近な事例です。
- 1980円を安く感じたり…
- テレフォンショッピングに夢中になったり…
- 手間がかかる作りにしたらパンケーキが売れ出したり…
- ダイエット事業を大成功させた仕組みとは
- クラウドファンディングが大金を集めやすいわけ
などなど。
他にもいくつかありました!
それぞれの説明には要因1〜3まで説明がされており丁寧な構成になっているので非常に参考になります。
事例は親しみやすいものばかりなのでどれかしらは自分にも関係していることがあるかも?
成功しているモノやコトには何か理由があるってことですね!
5、行動経済学の目玉 ナッジ理論
ナッジ理論とは近年注目されてる理論です。
ナッジとは「ヒジで軽くこづくように、自発的に望ましい行動を選択するように促す」こと。
ナッジを使うことで相手に強制すること無く、望ましい行動を取らせることが出来るようですね。
大手の企業や厚生労働省も実践している実用性の高い理論です。
書籍から引用して一例を挙げると…
税金を滞納している人の手元に督促状が届いてるのになかなか納税しようとしません。
⬇︎
督促状の文面を変えたところ、渋っていた滞納者が、納税に対し前向きに考えるようになりました。
とても分かりやすい事例ですね。
なかなか行動しない人に対して少し働きかけを促すことでコントロール出来るなら人間関係にも応用できそうだと感じました。
また、代表的な用語の意味もいくつか学ぶことが出来ます。
例えば
#デフォルト : 選んで欲しい方を選び安くなる
#保有効果 : ものや状態を手放したくない心理
これらを活用した社会的な事例や効果も学ぶことが出来ますよ!
6、行動経済学の応用法が分かる
今まで学んできた行動経済学の理論を、実生活に応用する例も紹介されています。
面倒なことを同僚に手伝って欲しいとき、断られた相手を再説得する時など様々なシーンに使えます!
先ほどのナッジ理論を利用して読書の習慣を身につけたり、ダイエット・禁煙に成功できたり、ビジネスシーンだけでなくプライベートにも使用できます。
例としましては、いくつかのケースを用いて説明がなされてます。
- 取引を有利に進めたい
- こちらに都合の良い選択をしてもらう
- 面倒な仕事を同僚に手伝って欲しい
- 一度、断られた相手からYESをもぎ取りたい
- 健康な体になる
- ビジネススキルを上げる
上記の課題に対して、それぞれどうすれば出来るか?について方法や課題についての解決方法が学べるようになってます。
最後まで読み進めればこの記事を読んでいるあなたの生活にも必ず活かせる内容があるはずでしょう!
まとめ
読書時間がない人はAmazonオーディブル無料体験おすすめです。
電子書籍ならAmazonのKindleを無料体験おすすめです。
以上が『サクッとわかる ビジネス教養 行動経済学』のオススメの6つのポイントでした!
いかがでしたでしょうか?
イラストや図解も多めなので色々な世代や職業の方にもとてもおすすめの書籍となっていました。
また、最後の方には書籍に出てきた言葉の意味についての用語集がありますのでそちらを読むだけでもいつでも復習出来ますのでとても便利です!
今回ご紹介した書籍を入り口に行動経済学を学んで実践できればビジネスにプライベートにと人生をより楽しむことができることでしょう!
マーケティングの要素もあるので私と同じようにブログをやっている方や実際にモノを販売している方にとってはかなり参考になる内容の書籍ですので興味を持ったなら是非、読んでみてくださいね。
今後も読んだ書籍などを紹介していくのでよろしくお願いします。
今回の記事が少しでもお役に立てたなら幸いです。
では、また。

コメント
こんばんは、みけねこ屋です。
本日は、Twetterフォロワーさんのブログを訪問しています。
お互いにがんばってブログを続けていきたいものですね(^^)/
どうぞ、よろしくお願いします。
みけねこの足跡を残していきますね。。。。
コメントありがとうございます!
とても励みになりました!
みけねこ屋さんを見習って継続していきたいと思います!