こんにちは。
今回の記事は最近、何かとネットやテレビで話題になってるFIRE、そのFIREについて学べるオススメの書籍をご紹介させていただきます。
FIREとはFinancial Independence Retire Early(ファイナンシャル インデペンデンス リタイア アーリー)の略で意味としては経済的自由を達成した上で、早期リタイアするという潮流という概念のことです。
ここ最近、かなり盛り上がりを見せているムーブメントで仕事や住む場所に囚われない新しい生き方として注目を浴びています。
コロナウイルスの影響で仕事や将来に不安を感じた人が多く、株式で得られる不労所得は魅力的に映るでしょうね。
投資を始める人も大分、増えたようで書店では投資関連のコーナーが充実してますしTwitterなどを見ていても投資始めた人が増えた印象です。
老後2000万円の問題もありましたし、少しでも余裕ある安心した老後を送りたいと思うのは自然な流れですね!
さて、今回の記事で紹介する本のどんなところがオススメか実際に私が本を読んで感じた感想などをお話ししていくので気になっていた方は参考になるでしょう!
これから順を追って説明していきますので最後までよろしくお願いします!
『FIRE最強の早期リタイア術 最速でお金から自由になれる究極メソッド』
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今回の記事でご紹介するのは『FIRE最強の早期リタイア術 最速でお金から自由になれる究極メソッド』という書籍です!
著者はクリスティー・シェンさん&ブライス・リャンさんとなっております。
FIRE(Financial Independence, Retire Early)ムーブメントの第一人者。
早期退職者。
FIREにまつわる情報を集めたサイト「MILLENNIAL REVOLUTION」を運営している。
二人はニューヨーク・タイムズやカナダ放送協会(CBC)、ハフポスト、CNBC、ビジネス・インサイダー、ヤフーファイナンスなどで取り上げられた。
CBCの二人を取り上げたビデオは口コミで広がり、450万の視聴数を得た。シェンは、2019年放映のFIREムーブメントを扱ったドキュメンタリービデオ「Playing with FIRE」にも出演している。
『FIRE最強の早期リタイア術』カバーより引用
FIREというムーブメントはこの方からこの書籍から始まったといっても過言ではないでしょうね。
書店に行くとこの書籍と日本版FIREの第一人者の穂高 唯希さんの『本気でFIREをめざす人のための資産形成入門』が大体の書店で置いてあるあると思います。
どちらも読んでみたけど国は違うけどFIREに興味のある人にはかなりタメになる内容でした。
こちらで紹介しています!
↓↓↓↓↓
ページ数は304ページとなっています。
時折、グラフなどが挿入されてますけど基本的に文字が多いです。
普段から読書習慣があまりない人はやや時間がかかるかもしれませんね。
投資だけではなくマインドのことなどいろいろなことが書いてあるので飽きずに読めるとは思います!
書籍自体は翻訳されてるので読みやすいですが著者は外国の方なので環境や境遇はちょっと参考にならないというか理解できないところもあるかもしれません。
自分の中で取り入れた方が良いところは取り入れるようにしましょう!
自分の生い立ちから始まり(なかなかハングリーです)、実際に投資をする前の心構えなどを交えて話が進んでいきます。
興味を引く話が多いのでページを読む手が止まらなくなるかもしれませんよ。
次はこの『FIRE最強の早期リタイア術 最速でお金から自由になれる究極メソッド』はどういった人に向いているのか?
そちらをお話していきたいと思います。

こんな方におすすめ
- FIREてなんだろう?
- 投資する目的を知りたい
- 仕事に縛られたくない
- 住む場所も自由に選びたい
- 家族との時間を大事にしたい
- 趣味などやりたいことがある
- 老後が心配である
- 本業以外の収入源が欲しい
上記したようなことが気になってる方にはとてもオススメの内容になっています。
私がこの『FIRE最強の早期リタイア術 最速でお金から自由になれる究極メソッド』を購入したのは1年ほど前になります。
以前、記事にした『本気でFIREをめざす人のための資産形成入門』と同時に横浜の紀伊国屋書店で購入しました。
理由は書店の投資関連のコーナーで取り上げられていたFIREってなんだろうと気になったからでした。
最近だとテレビやネットでもよく目にすることがありますね。
私は元々、以前から投資を行っていましたのでFIREについて割とすんなりと理解できました。
投資をしたことがない方などは一度、投資の勉強をしてからの方が一層理解が深まるでしょう。
ただ、投資以外の以外の話もかなり充実してるのでタメになるはずです。
FIREするには投資だけすれば良いというわけではなくいろいろな要素をクリアして可能になるので投資を始める前の人でも興味を持ったなら読んでみてください。
投資をしてなくても分かるような話が多いので問題ありません。
今の生き方や仕事、生活に満足してる人は無理に目指す必要はないと私は思っています。
今一度、これからどういった生き方をしたいか考えてみて現状より自由な生活を望んでるのならかなり参考になりますよ!
この『FIRE最強の早期リタイア術 最速でお金から自由になれる究極メソッド』と『本気でFIREをめざす人のための資産形成入門』の2冊を読めばFIREに関しては必要十分な知識を得ることができるでしょう!
次は『FIRE最強の早期リタイア術 最速でお金から自由になれる究極メソッド』のオススメのポイントをいくつか解説させていただきます。
『FIRE最強の早期リタイア術』のおすすめ7つのポイント
- 収入、借金、ローンについて考える
- 削るべき支出について学べる
- ポートフィリオの設計/維持の仕方を学べる
- 4%ルールについてわかる
- バケツシステムについて知れる
- 子供はどうするか?考えられる
- 早期リタイアの負の側面がわかる
今回、紹介している『FIRE最強の早期リタイア術 最速でお金から自由になれる究極メソッド』では上記したようにたくさんのオススメのポイントがあります!
前半は著者のハングリーな境遇を交えながらマインドの話や節約、ローンの問題などについて学べます。
中盤では実際の投資やポートフィリオについて知れます。
そして後半ではFIREをした後の話などを話ししているのでFIREというものの全体像がこの本で理解できるようになっています!
ですので投資経験がない人でもFIREの概要を知るには一番わかりやすい書籍になっていると思います。
しかし、作者が海外の方なので考え方や社会の仕組みが日本とは違うので書籍で学んだ知識を自分の中で咀嚼する必要がありますね。
投資以外のことでもマインド的な部分はかなり参考にしたいことも多かったです。
著者はハングリーな幼少期を過ごしたりしてるのでほとんどの日本人は著者のような考えになかなか至ることはないかと思いますがFIREは簡単にはできません。
収入が高い方が良いですがそれよりも気持ちや実際に行動に移れること節約などもかなり大事だと感じました。
節約については『本気でFIREをめざす人のための資産形成入門』でも語られてましたがFIRE目指す人には必須のスキルです。
2冊では著者の考えも違いますが共通してることもあるので比較してどちらか合ってる方を取り入れるという風にしても良いかもしれませんね。
では、これからオススメの7つのおすすめポイントについて説明していきましょう!
1、収入、借金、ローンについて考える
第二章までは著者の境遇が中心に語られます。
第三章からお金にまつわる話になってきます。
(一章ごとのページ数は多くないので1日一章などとしても良いかもです)
仕事やキャリアについてから始まるのですが印象的な言葉があったので記しておきます。
必ずしも情熱はいい仕事にはつながらない。
『FIRE最強の早期リタイア術』より引用
要するに好きな仕事だからといって稼げるものではないということです。
著者は「キャリアを選ぶ際に、自らの情熱に従うのは良くない」とおっしゃってます。
これはちょっと極端な考えですが収入を上げたいなら仕事も考えなければいけないということです。
(個人的には働きやすさも重視したいところですが…)
消費者ローン、学生ローン、住宅ローンについても触れられてます。
これらのことについて知るとローンのデメリットにいついてわかります!
多額の借金はいかなる状況でも避けるように明言されてますが、すでに借金をしてしまってる方に対しての対策も載ってますよ。
FIREを目指してるのなら借金やローンについての知識はないと厳しいです。
基本は借金もローンもしないに越したことはないですけどね!
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2、削るべき支出について学べる
より多くのモノを所有するほど、人はより不幸になり、よりストレスを抱えるということです。
逆に、より少ないモノを所有し、旅行や新たなスキルの習得など経験によりお金を使うほど、人はより幸福になり、より人生に満足するのです。
『FIRE最強の早期リタイア術』より引用
モノを所有すると最初はドーパミンが出るようですが徐々に慣れてくるというのです。
そうするとどんどん増えていきます。
当然、必要ないものも。
スキルや経験にお金を使った人の方が、より高い幸福度を得られるようです。
すべての人が理解できる話ではないと思いますが私はこの話を聞いたときに感心したと同時に色々と思い当たることがあり後悔しました。
すべての支出は平等ではないのです。
また、すべての節約も平等ではない。
それは削っても痛くない支出は削れるということです。
人によって違うのですが例えば電車で通勤していたのを徒歩や自転車に変えると健康的に痩せたりする→そうするとダイエットのために通っていたジムもやめれるなど。
(筋肉をつけたい場合はまた別ですね)
本に書いてあるからといってカフェでのコーヒーを節約するとかはバカげてると著者はいいます。
その1杯で1日がとても素晴らしいものになるなら削るべきではないですよね?
節約の秘訣は誰かがつくったテンプレートを模倣することではなく、自分なりのやり方を見つけることです。
『FIRE最強の早期リタイア術』より引用
人の脳は千差万別なのでどの支出なら削れるか見極める必要があります。
- 幸せにしない基礎支出
- 痛みの伴う支出
- 所有している高額なモノを減らす
- ご褒美を加える
これらの例を挙げています。
FIREに支出管理は不可欠なので普段、節約をしてない人にとっては考えさせられる内容になっていました。
3、ポートフィリオの設計/維持の仕方を学べる
まずはインデックス投資についての説明があります。
インデックス投資はどの会社の株価が上がるのか下がるのかという当て推量をやめて、株式市場全体の成長に賭けるのです。
『FIRE最強の早期リタイア術』より引用
指数には様々な株が含まれてるのでゼロになる心配はありませんし手数料も安いので投資初心者には向いているでしょう。
私も個別で触ってる株より妻と一緒に積み立ててる投資信託の方が抜群に成績がいいです(笑)
また、現代ポートフィリオ理論についての説明もあります。
(1950年代に経済学者のハリー・マーコウィッツが書いた論文です)
著者はこの理論とインデックス投資を結びつけて自らのポートフィリオを構築してるようです。
しかし、著者はリーマンショックで資産が減っていくのを目にして動揺しています。
暴落時の心境は経験してみないと確実に理解できません。
私もコロナショックの時は毎日、株価が気になってしまって仕事も手につきませんでした。
ポートフィリオを設計/維持するためには自分が安心できる株式の割合を考えなければいけません。
ちなみに著者は株式6割、債権4割だそうです。
リーマンショックやコロナショックのような状況が起きた時はポートフィリオのリバランスも考える必要があるようです。
年齢や収入によってもどのくらいの割合でポートフィリオを組むのかは違うと思うのでFIREを目指してる方はしっかりと勉強しましょう。
暴落が来た時に夜も眠れなくなるようなバランスだとリスクを取りすぎてるのかもしれませんしね。
4、4%ルールについてわかる
4%ルールとはFIREする上では定説のようなものになっている数字です。
この4%とは一定額の貯蓄や資産を持ってる退職者がポートフィリオから毎年、一定の金額を引き出し残りをそのまま投資しておいた場合に貯蓄を減らす確率の低い引き出し率の数字です。
この数値で引き出し続けても95%の人は貯蓄が減らないというのです!
しかもほとんどの退職者が退職する前よりも資産が増えていたというのだから驚きです。
これは本当にビックリしました。
今まで漠然と投資をしてましたが一つの目安になりうる数字ですからね。
退職するまでに一定額の資産を持つのに重要なのは貯蓄率です。
年収1000万、稼いでも同じくらい使っていては資産を増やすことはできないので。
リタイアできるタイミングを決めるのはこの貯蓄率なのでしっかり頭に入れておきたい知識だと思いました。
ただ、この4%で推移していったとしても確実ではありません。
そこで著者は二つの方法を提案しています。
現金を金利の高い預金口座に入れておくこと(日本では厳しいですね)、利回りシールド(一時的に資産の中心を高利回り資産に置き換える方法)
不動産投資信託(REIT)や社債、高配当株などですね。
これらを駆使して5%の確率で資産が底を尽きる可能性を無くそうということです!
きちんとリタイア後の対策も学べるので不安を抱えてる人は参考になると感じました。
5、バケツシステムについて知れる
バケツシステムとはお金を役割に応じて異なる口座に入れるというもの。
毎日の買い物に使う口座、緊急時用のお金を別の口座、リタイア後の資金を別の口座にといった具合です。
これをリタイア後には資金の大半はポートフィリオバケツ、その年の支出のバケツ、5年分の緊急時の現金クッション用のバケツとする。
これらを駆使していかなる状況も降り切れるということです!
こうしておくことで下落時も上昇時も対応できます。
また下落相場が長引いた時には副業も勧めているのが面白いと思いました。
FIRE後の気持ちに余裕がある状態なら嫌な仕事を選ぶ必要はないですから社会とのつながりを持つという意味でも副業もありかもしれませんよ。

6、子供はどうするか?考えられる
結婚している人やすでに子供を持つ親御さんなら木になるところかと思います。
子供がいる状態でFIREできるのか?
その疑問に著者は切り込んでいます。
米農務省のデータやFIRE仲間の子供を持つ夫婦の話を例に挙げているので再現性はあると思います。
しかも、子供を連れて三人で旅をしてるというのです!
ちょっと日本人の感覚だと信じられないような感じですが参考にはなると思います。
住居、保育サービス、医療などの具体的な話もありますよ。
また、学齢期の子供と旅することについても触れられてます。
ワールドスクーラーという言葉を知っていますか?
ワールドスクーラーとは世界が学校としデジタルノマドを利用した場所を選ばない教育方法のことです。
長くなってしまうので今回は割愛させていただきますが気になった方は調べてみてください。
従来の教育とは違う全く新しい教育なので驚かれることでしょう。
今はインターネットがあれば勉強もできますし人とのつながりも持てるのでこういう新しい教育方法も今後は発展していくかもしれません。
海外と日本だといろいろと異なる点はありますが子供がいてもFIREはできるので諦めていた方はもう一度、考えてみてくださいね。
7、早期リタイアの負の側面がわかる
FIREをめざす方はこの負の側面を知らなければいけません。
早期リタイアにおける懸案事項について学べます。
- お金が底をつく
- コミュニティの喪失
- アイデンティティの喪失
1、については先ほど、説明しました。
退職すると社会とのつながりがなくなってしまうのではないかということへの不安。
リタイアするとアイデンティティを喪失するのではという不安。
それらの疑問に真っ向から批判しています。
何事も絶対はないので自分でよく考えた上で行動することは大事ですが著者のように実際にFIREを達成してる方の言葉は確実に響くはずです。
人と違うことをする時に不安は付きまとうもの。
しかし過ぎてしまえば何であんなものに恐れていたんだろう?という気持ちになるそうです。
負の側面を知ることは大事ですが恐れ過ぎて行動できないということがないようにしたいですね。
まとめ
以上が『FIRE最強の早期リタイア術 最速でお金から自由になれる究極メソッド』のオススメの7つのポイントでした!
いかがでしたでしょうか?
著者のクリスティー・シェンさんはとてもハングリーな状況からさまざまな壁に当たってもしっかりパートナーと考え、そして乗り越えた先にFIREしました。
海外と日本で違いはあるので全てを取り入れるのは難しいかもしれませんがFIREの本ではかなりの事柄について網羅されてると思います!
FIREをめざす方にとってはまさに必読書となることでしょう!
お金を怖がらずにしっかりとした知識を身につけ自由を手に入れるために活用できればと思います。
こんな不安な時代だからこそFIREをして自由な生き方というのを学んでみるのも面白いですよ!
では、また。
※投資は必ず余剰資金でやるようにして下さい!
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