三島 由紀夫 ドラマやバンド人間椅子の楽曲タイトルにも!『命売ります』書評・感想! ハラハラドキドキ&笑いありの隠れた名作 ※ネタバレなし

書評(感想)
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こんにちは!

今回の記事では日本を代表する作家である三島由紀夫さんの異色作であり名作である作品をご紹介します。

タイトルは『命売ります』

なかなか物騒なタイトルですね(笑)

比較的、最近では私も好きなベテランバンドの人間椅子が同タイトルのゴリゴリにメタリックな曲を発表されてましたね。

中村蒼さん主演でドラマの主題歌だったそうでMVではダンサーの田中泯さんが踊ってるのも印象的です!

まだ、見たこと無い方は是非チェックしてみてください。

NINGEN ISU/Life for Sale (人間椅子/命売ります)【ダンス:田中泯】

三島由紀夫さんは『金閣寺』、『仮面の告白』、『潮騒』、『午後の曳航』、『鹿鳴館』など挙げればキリがないほど名作を生み出してる日本文学を代表する作家だということは誰もが認めることでしょう。

今回、ご紹介している『命売ります』はシリアスだけどちょっと笑える一風変わった作品で今までの三島由紀夫さんのイメージが変わる作品だと思います。

話も面白く文体もとても読みやすので昔の小説や文体が苦手な方でもスラスラ読めます。

市ヶ谷駐屯地での割腹事件で苦手な意識を持ってる人がいたら是非、手に取ってみて欲しいです。

今までの三島由紀夫さんに対してのイメージが覆るかも?

話の展開も先が読みづらくスリリングなのでサスペンスなどが好きな方にもおすすめですね。

他にも魅力がたくさんなのでどんな人におすすめできるかまとめました。

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こんな人におすすめ

  • 三島由紀夫さんの作品が気になる。
  • 金閣寺で挫折した
  • 普段とは違う小説が読みたい
  • 極上のエンタメ小説が読みたい
  • 長編だと疲れてしまう
  • ドラマを見て気になった
  • 人間椅子の楽曲から気になった

上記のような内容を見て気になった方には特におすすめでできます。

今回、ご紹介している『命売ります』は普段の三島由紀夫さんの作品とは大分、作風が違うかもしれません。

私の個人的な感想としては今まで読んだ三島さんの作品の中で一番読みやすかったです。

(あまり難しい言葉が出てこないのも大きいかもしれませんね)

三島さんというと緻密に練られた文章だったり硬いと言われる文体だったりと普段から読書をしてない方にはなかなか読みづらく感じることもあります。

しかし、この『命売ります』は現代の小説しか読んだことがない方でも楽に読みやすい小説になっています。

語彙力がないと読むのが大変な作品が多いですが『命売ります』に関してはそんなことがないので他の三島由紀夫さんの作品で挫折した人にも是非オススメしたい作品ですね!

あまりページ数も多くないのもおすすめのポイントです。

次は『命売ります』の概要について紹介します。

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『命売ります』本の概要

目覚めたのは病院だった、まだ生きていた。必要とも思えない命、これを売ろうと新聞広告に出したところ…。危険な目にあううちに、ふいに恐怖の念におそわれた。死にたくない―。三島の考える命とは。

「BOOK」データベースより引用

1968年(昭和43年)に週刊誌である週刊プレイボーイにて全21回に渡って連載され、その後に集英社より単行本が刊行されました。

生前の単行本では「売」ではなく「賣」という表記を採用しているそうです。

(私はこの漢字を初めて見ました)

文庫版は大分、遅く1998年にちくま文庫から刊行されました。

翻訳版は中国では(中題:性命出售)、英国では(英題 : Life For Sale)で行われています。

没後45年の2015年に突然、人気が広がり、この年と翌年2016年にベストセラーとなったそうですね。

今まであまり話題にならなかったのが不思議なくらい面白い作品となってます。

何で注目されてこなかったのだろうか…

『命売ります』は1968年(昭和43年)、雑誌「週刊プレイボーイ」に連載された長編小説です。物語は自殺に失敗した男が「命売ります」と新聞広告を出すところから始まり、それを利用しようとする人間が次々に現れては騒動を起こしていきます。従来の三島作品のイメージを覆すような軽いタッチとスリリングな展開に引き込まれ一気読みしてしまう、極上のエンタメ小説となっています。特に、心変わりしていく男の心理描写や痛烈な皮肉は、さすが三島、と言いたくなる完成度を誇っています。さらに、三島本人がこの2年後に自ら死を選んでいるということを考えて読むと、より一層の奥行きをもった読後感が体験できる作品です。

出版社からのコメントより引用

●怪作再発掘~と書店で積まれていたので暇つぶしに買ってみた。そうしたところ、とんでもない面白さで、食事中・電車で移動中・ちょっとした空き時間を縫うように1日で読みました。こんなに夢中になれたのは数年ぶりかも。友人はじめすすめまくっています! (30代男性) 

●かまえることなく、ただただ文章を読みすすめられる作品。実はこういった作品こそ、筆者の力量が存分に発揮されているのではないだろうか。力作・大作だと肩肘張ってて疲れちゃう。(30代男性) 

●三島の印象がガラリと変った! 四半世紀も前の作品だなんて信じられないくらいのしっくり感。「いま1番面白い」ってことならコレがダントツです(30代男性) 

●代表作というわけではないが、オモシロイということではこれがイチオシ。半世紀近く経って再読したが、風俗描写もストーリーも全く古びていないことに驚かされた。サブカルチャーや流行にも敏感であった三島は、「永すぎた春」や「よろめき」といった流行語の創出にもひと役かっているが、この作品では「サイケデリック冒険小説」を試みようとしたらしい。三島は、エンタメ小説を書くに当たっても決して手抜きをしなかっためずらしい作家であるが、この作品も例外ではない。文章の装飾や警句こそ控えめなのだが…。この作品は、ストーリーそのものがアイロニーになっていて、如何にも「三島由紀夫の世界」である。三島の死生観も窺える。(60代男性) 

●非常に今日的なテーマで、かつエンターテイメントとして楽しめました。(60代女性) 

読者の声より引用

上記、2つの引用を見てもらえば分かる通り本当に面白いです。

今まで何作か三島由紀夫さんの小説は読みましたが最も現代的でとても読みやすく今まで苦手意識があった方でもスラスラ読めると思います!

エンタメ小説としてかなりの名作だと感じています。

「僕が読んできた三島作品の印象とは 大きく違っていたことに驚いた」 

軽やかかつコミカルで、ストーリーもふざけていて笑える。 

しかしそれだけではない魅力がこの小説にはある。 

そのスリリングな感覚に読者はいつしか引き込まれ、作者の世界へと誘われていく。 

今面白がられるのも理解できるし、確かに「怪作」で「極上エンタメ小説」だった。 

既存の枠に縛られない、遊び心に溢れたこの小説はどこか気張っていた僕を慰めてくれた。 

加藤シゲアキさんのコメントより引用

引用ばかりになってしまいましたが、ジャニーズであり作家でもあるNEWSの加藤シゲアキさんもコメントされています。

コメントの通りでふざけているストーリーかと思えば息を吐かせぬ展開だったりと緊張と笑いが交互に入り混じり気が付けば読破しているというそんな小説になっています。

三島由紀夫さんは自身でサイケデリック冒険小説と仰っています。

(ちょっと何言ってるか分からないです(笑))

ちなみに発表当時は「通俗小説」とみなされ文壇から評価されなかったそうです。

しかし、幾人かの人からは作者本人の内心の吐露なのでは?という意見もあったりします。

私は後追いで三島由紀夫さんを知ったのでそういう意見もあるのかと考えさせられました!

小説以外では冒頭でお話ししたように連続ドラマ化されており、ラジオドラマ、舞台といった作品にもなっております。

DVDなどは発売されていないようなので見ることは出来なそうですね。

ページ数は260ページほどとあまり多くないので読みやすいかと思います。

著者紹介

ご存知の方も多いかと思われますが三島由紀夫さんは戦後の日本文学を代表する存在でありノーベル文学賞の候補になるなど世界でも認められてる作家です。

『Esuquire』誌の世界の100人に日本人として初めて選ばれ国際放送のテレビで初めて出演した日本人。

本名は平岡 公威(ひらおか きみたけ)

三島由紀夫という名はペンネームだったんですね!

また、長くなるので詳細は割愛させていただきますが小説家・文芸評論家の川端康成と深いつながりがあります。

あの太宰治とお酒の席で会う機会がありました。

その際に放った言葉が強烈で

「僕は太宰さんの文学はきらいなんです」

と衝撃的な発言をしたことがあるようです(笑)

気まずくなり三島さんはその場を去ったらしく出会いはその一度きり…

お互い天才同士、いろいろと思うところがあったんでしょうかね〜。

代表作はじつに数多くあります。

近代日本文学の名作として名高く難しいと言われてる「金閣寺」、国際的評価も高く映画や舞台化も。

ギリシャの作品に影響を受けた名作「潮騒」は一般的に人気の作品で何度も映画化されてます。

同性愛をテーマに扱った初の書き下ろし長編の自伝的小説「仮面の告白」も有名ですね。

全4幕からなる戯曲の鹿鳴館」も人気で繰り返し上演されています。

横浜が舞台で少年犯罪の心理描写が巧みに描かれた「午後の曳航」も名作です。

ユーモラスな逆説的道徳のすすめの「不道徳教育講座」や今回ご紹介しているエンタメ小説「命売ります」など、ひと味変わった作品もいくつか書かれてます。

たくさん刊行されてる作品の中で必ずきっとあなたにハマる作品があると思うのでチェックしてみて下さい。

私は大人になってから三島由紀夫さんの作品を読みました。

10代の頃に読んでおけば良かったと後悔してます。

今になってハマっていろいろと読みあさっているところなので、また読んだ際は記事にしたいと思います。

『命売ります』の感想

他の作品とは違った雰囲気が楽しめる

おそらくほとんどの方が三島由紀夫さんの作品は難しい言葉や漢字が多いし読みづらいと感じてるかと思われます。

しかし、この『命売ります』に関して言えば全くそんなことはありません!

むしろ現代の小説と比べても遜色ないくらいに読みやすく、そして面白い!

作者を知らされないで読んだら三島由紀夫さんだと分かる人はあまりいないでしょう。

カッコつけていうと文体が軽いとでも言いましょうか。

特に他の作品を読んだことがある人にこそオススメしたいですね。

(三島由紀夫さんの作品で挫折した人は一度、読んでみてください)

読みづらさなど微塵もありません。

大衆小説という位置づけらしいのですがこのくらい読みやすいと隙間時間などでも読めますし、気負いすることなく読めます。

ページ数も多くないので普段、小説や読書の習慣のない方の読書の入り口としても良いですよ!

ちなみに私は寝る前の楽しみの時間として読みました。

主人公の心理の変化

話の始まりは自殺を試みた主人公が色々な経験をすることによって徐々に気持ちが変わっていくのですが、その心理描写が面白かったです。

一度はないと思った命なので、どんな危険な仕事も請け負います。

生きることに執着していないのが功を奏してか様々な困難があっても乗り切ってしまいます(笑)

依頼主との関わり方もニヒルな主人公は上手くやってのけます。

雰囲気的に少しお笑い要素が入ったハードボイルドな作品?のような感じの作品ですね。

(言葉にすると難しいですね)

色々な状況に置かれる中で内に眠っていた生への渇望が見え隠れしてくるのですが、その辺りの心理の変化は興味をそそられました!

普通に生きてる自分にはない状況なので「私だったらどうしてるのかな?」などと考えながら読むことができたので最後まで飽きずに読めました。

色々な要素が入っている

この一冊の中にハードボイルドな要素、恋愛、ミステリー、サスペンスなどあらゆる要素が詰まっているのも『命売ります』を魅力的に感じれるポイントですね!

全部が混じりあって良い意味でゴチャゴチャしておりますが、流石にそこは三島由紀夫さん。

上手く纏まっているので読みづらさはありません。

これだけ色々な要素が入っていると普通は読みづらくなりそうなものですが良い方に振り切った好例といえるでしょう。

主人公のカッコいいんだか悪いんだか分からない何とも言えない雰囲気も非常に話にマッチしています。

表紙の絵のイメージで読み進めると「あの絵のキャラがこんなキザな感じなのか」とニヤけてしまうでしょう(笑)

まとめ

読書時間がない人はAmazonオーディブル無料体験おすすめです。

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以上が三島由紀夫さんの著書『命売ります』についての感想・紹介でした。

いかがでしたでしょうか?

三島由紀夫さんだから、小説は苦手など苦手意識を持っている方にこそ是非読んでいただきたいですね。

60年代のお話ですが今の時代こそマッチしてる内容のような気がします。

もちろん時代背景などにおいて古さを感じるのはしょうがないと思いますが現代の若者の心理にも合ってるかと思います。

とてもスリリングな展開が続くのでドキドキしたい方や非日常を味わいたいにもオススメですよ!

この記事を見て少しでも興味を持ったら是非、読んでみてくださいね!

では、また。

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