三島由紀夫 芝居のために書いた戯曲の名作『鹿鳴館』 書評・感想! 紛れもない代表作品! ※ネタバレなし

書評(感想)
スポンサーリンク

こんにちは。

今回の記事は日本文学を代表する作家である三島由紀夫さんの戯曲についてご紹介していきます!

全四幕からなる『鹿鳴館』は三島由紀夫さんの代表作の一つとなります。

読書時間がない人はAmazonオーディブル無料体験おすすめです。

電子書籍ならAmazonのKindleを無料体験おすすめです。

三島さんというと『金閣寺』や『潮騒』、『仮面の告白』、『午後の曳航』などのタイトルの方が有名かもしれませんね。

もしくは市ヶ谷駐屯地での割腹事件でご存知かもしれませんね。

(世代が違っても強烈なイメージを持たれてる方もいらっしゃるでしょう)

今回、ご紹介する『鹿鳴館』は戯曲という演劇のような感じのお話しであまり馴染みのない方も多いかもしれません。

私はこういった作品に触れるのは初めてだったのでとても新鮮な気持ちで読むことが出来ました。

ちなみに戯曲とは何か?

分かりやすい説明をしていらっしゃるホームページを見つけたので引用させてもらいます。

 戯曲とは、舞台上で観客を前にして、俳優が演じる劇的内容(→物語の展開)を、登場人物の対話・独白(→台詞)を主とし、演出・演技・舞台の指定(→ト書き)を補助的に加えて、記したものをいう。

 演劇という手法で物語が立ち上がるための、最初の基本的構成要素が”戯曲”である。

三股町立文化会館ホームページより引用

何となく理解できましたでしょうか?

一部、引用させていただいたのですがもっと詳しく分かりやすく書かれてますのでもう少し知りたいという方は是非→三股町立文化会館のホームページをご覧になってください!

戯曲の歴史やト書きについての説明もあるのでより理解できるはずです。

私個人的にはお芝居などの台本を読んでるような感じで楽しく読了出来ました。

基本的に登場人物によるセリフで話が進んでいくので臨場感も感じられますし何より普段、小説をメインに読まれてる方には新鮮な雰囲気が味わえることでしょう。

当然、三島由紀夫さんですから物語自体もかなり面白く捻りが効いてる展開だったり読み応えがあるので戯曲に初めて触れる方にもおすすめですね。

次はどんな人におすすめできるかまとめました。

こちらもおすすめ

↓↓↓↓↓

スポンサーリンク

こんな人におすすめ

  • 三島由紀夫さんの作品が気になる。
  • 普段とは違う小説が読みたい
  • お芝居が好きだ
  • 長編だと疲れるから短編が良い
  • 上演を見て読んでみたいと思った
  • 明治頃の独特な雰囲気を味わいたい

上記のような内容に興味のある方にはおすすめできます。

三島由紀夫さんは日本文学を代表する作家だというのは誰もが認めるでしょう。

今回、ご紹介している『鹿鳴館』はいわゆる文学の王道の作品ではないですが間違いなく代表作の一つです。

また、本人も芝居のために初めて書いた俳優芸術作品の一つと仰っています。

(初めてなのに素晴らしいクオリティで驚かれるかもしれません)

三島由紀夫さんの戯曲は他には『黒蜥蜴』 、『サド侯爵夫人』 、『わが友ヒットラー』などがあるので戯曲に興味を持たれた方は他の作品を読んでみてくださいね。

ちなみに『鹿鳴館』は四篇からなってるので一作ずつはそれほど長くないのであまり時間がない方にもお勧めできます。

短編感覚で読めます。

次は『鹿鳴館』の概要についてです。

『鹿鳴館』本の概要

明治19年の天長節に鹿鳴館で催された大夜会を舞台として、恋と政治の渦の中に乱舞する四人の男女の悲劇の運命を描き、著者自ら〈私がはじめて書いた俳優芸術のための作品〉と呼んだ表題作。他に、人間の情念と意志のギャップを描く嫉妬劇「只ほど高いものはない」、現代における幸福の不毛性への痛烈な挑戦「夜の向日葵」、六世中村歌右衛門のために書かれた「朝の躑躅」。

Amazonより引用

『鹿鳴館』1956年に文芸雑誌で掲載され初演はその号の発売直後の11月に文学座創立20周年記念公演として上演されたそうです。

単行本は1957年に刊行され後に文庫本が刊行されました。

翻訳版も出ており英題:The Rokumeikan、仏題:Le Palais des fêtesとなっています。

『鹿鳴館』の舞台は、明治時代の落成間もない鹿鳴館で、登場人物は華族(維新の功臣で勲功華族ともいう)たちである。

Wikipediaより引用

上記のように明治時代の時代背景を基に書かれており「日本近代史上まれに見る花やかなロマンチックな時代」を描くことであるとしているようですね。

ページ数は368ページなのでそこそこのボリュームかもしれませんが先に述べたように四篇からなってるので一つ一つはそれほど長くないので時間のない方のスキマ時間でも読みやすいかと思います。

私は戯曲に触れるのが初めてということもあってか次の展開が気になってスラスラ読めてしまいました!

お芝居のようにセリフでストーリーが進んでいくので中弛みもなく緊張感が続くのでずっとハラハラして読み進められます。

舞台、映画、ドラマ、オペラと幅広い作品として愛されてるのも物語としての面白さがあるからでしょうね。

調べたところ映像作品として残ってるものはなさそうなので残念ですが現在は見ることが出来ないです。

(もしかしたらYoutubeなど探せばあるかも?)

お次は著者の三島由紀夫さんについて紹介していきます!

以前の記事でも紹介しましたし有名な方なので知ってるよって方は飛ばしてください。

著者紹介

ご存知の方も多いかと思われますが三島由紀夫さんは戦後の日本文学を代表する存在でありノーベル文学賞の候補になるなど世界でも認められてる作家です。

『Esuquire』誌の世界の100人に日本人として初めて選ばれ国際放送のテレビで初めて出演した日本人。

本名は平岡 公威(ひらおか きみたけ)

三島由紀夫という名はペンネームだったんですね!

また、長くなるので詳細は割愛させていただきますが小説家・文芸評論家の川端康成と深いつながりがあります。

あの太宰治とお酒の席で会う機会がありました。

その際に放った言葉が強烈で

「僕は太宰さんの文学はきらいなんです」

と衝撃的な発言をしたことがあるようです(笑)

気まずくなり三島さんはその場を去ったらしく出会いはその一度きり…

お互い天才同士、いろいろと思うところがあったんでしょうかね〜。

代表作はじつに数多くあります。

近代日本文学の名作として名高く難しいと言われてる「金閣寺」、国際的評価も高く映画や舞台化も。

ギリシャの作品に影響を受けた名作「潮騒」は一般的に人気の作品で何度も映画化されてます。

同性愛をテーマに扱った初の書き下ろし長編の自伝的小説「仮面の告白」も有名ですね。

今回、ご紹介している全4幕からなる戯曲の「鹿鳴館」も人気で繰り返し上演されています。

横浜が舞台で少年犯罪の心理描写が巧みに描かれた「午後の曳航」も名作です。

ユーモラスな逆説的道徳のすすめの「不道徳教育講座」やラストどんでん返しがあるエンタメ小説「命売ります」など、ひと味変わった作品もいくつか書かれてます。

たくさん刊行されてる作品の中で必ずきっとあなたにハマる作品があると思うのでチェックしてみて下さい。

私は大人になってから三島由紀夫さんの作品を読みました。

10代の頃に読んでおけば良かったと後悔してます。

今になってハマっていろいろと読みあさっているところなので落ち着いたらまた記事にしたいと思います。

読書時間がない人はAmazonオーディブル無料体験おすすめです。

電子書籍ならAmazonのKindleを無料体験おすすめです。

『鹿鳴館』の感想

4年で終了】明治維新の象徴となるはずだった鹿鳴館の末路 | 歴人 ...

写真は暦人マガジンさんから引用させていただきました。

昔の時代の絵って何でこんなに魅力的なんでしょう!

この色彩感覚って今ではなかなか表せないかもしれませんね。

こちらもおすすめ

↓↓↓↓↓

戯曲というもに触れられる

何といっても一番に挙げたいのは戯曲という普段、あまり触れることのない芸術に触れられるということでしょう。

しかも、あの文豪の三島由紀夫さんが書かれてますし面白くないわけがありません。

最初にパラパラとみた感じセリフの上に登場人物の名前が書いてあるのでお芝居の台本みたいだなと思ってなかなか読むに至りませんでした。

読了後の感想としてはもっと早くに触れておけば良かったと後悔しています。

基本的にはセリフで物語が進行していきますが合間、合間に(退場)や(独り言)、(〇〇しながら)など演技する上での注釈みたいなものがあるので一般的な小説を読んでるのとはまた違った感覚が味わえます。

自分も物語の中の1人になったかのような何とも言えない気持ちになります(笑)

先にも述べたように三島由紀夫さんは「とにかくお芝居を描こうとした」と仰っていますので是非、読んでみて物語の中に入り込む感覚を味わってください!

読んでみて分かったのですが戯曲という聴き慣れない形の作品ですがいつもの小説を読む感覚で読めますので気軽に芸術に触れてみると新しい世界が広がりますので良いですよ。

ストーリーが面白い

どの話もちょっとクセのあるストーリー展開ですが「この先どうなっちゃう!?」って思う展開が続くので飽きずに最後まで読めます!

あとは基本、セリフだけで進んでるのに情景が頭の中に浮かぶようなセリフ回しや注釈は圧巻です。

三島由紀夫さんというと文章が上手で比喩表現や文体が綺麗だったりするのですが、それはこの戯曲という表現方法になっても健在です。

三島由紀夫さんが書くいつもの小説のような周りくどさ(私は好きです)が苦手な人は意外とこの『鹿鳴館』のような戯曲の方が合うかもしれませんね。

話の内容は愛憎劇や嫉妬劇など一見、重苦しそうですが軽快で思い切りの良いセリフが多いので気にすることなく読めたのも良かったです。

また、四篇は話がつながってる訳じゃないので気になったタイトルの話から読んでみても良いでしょう!

変わり種が好きな方に

三島由紀夫さんの定番の小説をある程度、読んでしまわれた方にもオススメできますね。

ひとつひとつが短いので短編小説のように気軽に読めるというのも時間のない方などにも良いと思います。

ただ、個人的に感じるのは1冊目に読む本ではないですね(笑)

戯曲なのでやはり普通の小説とは形態が違うので三島由紀夫さんの本を手に取るのが初めてという方は別の本を手に取ることをオススメします!

2〜3冊、読んでみて「次は何読もうかな?」という人は手に取ってみると新しい世界観に触れることができるので良いですよ。

まとめ

読書時間がない人はAmazonオーディブル無料体験おすすめです。

電子書籍ならAmazonのKindleを無料体験おすすめです。

以上が三島由紀夫さんの著書『鹿鳴館』についての感想・紹介でした。

いかがでしたでしょうか?

戯曲という一般的な文学小説などとはかなり変わった作風ですが読んでみたら面白さにきっと気づけるはずです。

これをきっかけにいずれ三島由紀夫さんの他の戯曲にも挑戦したいと思います。

元々、お芝居や演劇などが好きな方には必ずハマることでしょう!

好き嫌いはあるかもしれませんが紛れもなく名作ですのでこの記事を読んで少しでも気になった方は是非、『鹿鳴館』を手にとってみてください。

必ず後悔はしませんから。

では、また。

こちらもおすすめ

↓↓↓↓↓

コメント

タイトルとURLをコピーしました