漫画、宝塚でも公演決定! 傑作エンタメ時代小説『柳生忍法帖』 書評・感想! 山田風太郎、忍法帖シリーズ!

書評(感想)
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こんにちは。

今回は私が愛してやまない山田風太郎さんの長編小説

『柳生忍法帖』をご紹介します。

柳生忍法帖は数ある忍法帖シリーズのなかでも屈指の名作との呼び声も高い作品です!

マンガにもなっていますし最近だと宝塚の舞台で公演されることも話題ですね。

この小説では最初から最後まで柳生十兵衛がとにかくカッコイイ!

そんな『柳生忍法帖』は以下に当てはまる方にもっともオススメです。

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こんな人におすすめ

  • 普段、漫画しか読まない
  • バトルものが好き
  • 時代小説に興味がある
  • 他の忍法帖シリーズを読んだことがある
  • 宝塚の舞台の予習として読みたい

忍法帖シリーズは本当にどれを読んでもハズレがありません!

上のオススメの中でひとつでも気になるなら読まないと絶対に損します!

特に漫画しか読まない人は一度、読んでみてください!

忍法帖シリーズは〇〇対〇〇という展開がバトル漫画の祖と言われることがあるのでバトル漫画好きにオススメします!

江戸時代に会津藩で起こった会津騒動の史実を交えてるので歴史好きにも楽しく読めると思います。

ただ、注意点が一つあります。

話の中には非常に暴力的、性的な描写がいくつかあるのでそういった描写に耐性がない方は気をつけてください。

(それがあることによって読んでて主人公側に感情移入できるということにもつながります)

次は本の概要についてです。

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『柳生忍法帖』本の概要

上巻の概要

会津大名、加藤明成は淫虐の魔王ともいうべき暗君だった。

諌言の末、主家を見限った堀主水は妖異凄絶の武術を持つ会津七本槍を差し向けられ、一族郎党を惨殺されてしまう。

唯一生き残ったのは、かよわき7人の女。

父や夫の仇討ちを誓う女たちは、剣豪・柳生十兵衛の助けを借り、命懸けの特訓を始める。

奔放無頼な十兵衛も陰ながら援護し、悪鬼のごとき敵を討ち果たすべく凄絶な闘いを挑む!

十兵衛三部作の記念すべき第一作。

「BOOK」データベースより引用

下巻の概要

柳生十兵衛の指導・援護により、からくも会津七本槍を打ち倒していく堀一族7人の女。

恐れをなした加藤明成は、七本槍と共に江戸から本拠地会津へと逃げ帰っていく。

僧沢庵を伴い、敵陣に乗り込む十兵衛たち。

だが、そこには幕府を揺るがす恐ろしい秘密を抱えた異形の幻法使い、芦名銅伯が待ち構えていた!敵地に捕らわれ、絶体絶命の窮地に陥る十兵衛と女たち。

果たして彼らの運命は…!?

痛快無比な一大忍法帖雄編。

BOOK」データベースより引用

この本が最初に発行されたのは1964年と最近の小説ではありません。

ジャンル的には時代小説になります。

元々は『尼寺五十万石』という題名で連載されており単行本発売時に『柳生忍法帖』に変更したそうです。

上下巻に分かれておりページ数は上巻464ページ、下巻496ページと1000ページ近くあるのでかなり長いかもしれません。

しかし!

全く長さを感じられないどころか次の展開が気になってページをめくる手が止まらなくなります!

山田風太郎作品、全般にいえることですが楽しすぎて寝不足注意です!

(海外ドラマのような次はどうなっちゃうの?っていうあの感じです)

著者紹介

元々は推理小説などを書いていたようですが代表的なのは娯楽小説である『甲賀忍法帖』、『魔界転生』、この『柳生忍法帖』などの忍法帖シリーズです。

(忍法帖シリーズは他にも『伊賀忍法帖』、『風来忍法帖』などの名作があります)

他にも明治もののシリーズや記録文学の傑作『戦中派不戦日記』などがあります。

忍法帖シリーズは読みやすいので普段はマンガやアニメ、映画しか見ない人も非常に読みやすいです!

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『柳生忍法帖』の感想

柳生十兵衛がとても魅力的

物語の設定的には堀家の女7人が仇討ちを行うという設定なので決して明るい話ではないです。

しかし柳生十兵衛の飄々としていて快活な雰囲気のおかげで暗いだけの話で終わらせません!

仇討ちをするのはあくまで堀家の女…

柳生十兵衛は般若面を被り顔がバレないように戦います。

手出しは出来ずもどかしい場面やピンチが何回も…

それらを切り抜ける度に柳生十兵衛の魅力が増してきます。

山田風太郎さんのキャラは魅力的なキャラが多くいます。

その中でも柳生十兵衛は特に輝いてます!

(3部作まで書いてるので作者自身お気に入りのようです)

ちなみに女は苦手みたいです。

スリリングな展開の連続

上巻からすでに息もつかせぬ手に汗握る展開が何度もあります。

その度に「この先どうなっちゃうんだろう?」と毎回、自分でも考えながら読み進めていました。

しかし著者は常に期待以上の展開を用意してくれているのです!

「まさか!」

「こんな展開になるの!?」

ミステリーなどではよくあるどんでん返しのようなものがいくつもあります。

小説好きな人からしたら何とも贅沢ではありませんか?

敵の七本槍衆は凄まじく強いですし下巻からの会津では異形の幻法を使う芦名銅伯も出てきます。

敵味方ともにさまざまな知略・策略をめぐらしますので一瞬も気が抜けませんよ!

脇役も手抜きなし

堀家の女たちは仇討ちするのに柳生十兵衛の力を借りますが他にも千姫、品川にある東海寺の沢庵宗彭やその弟子たちも力を貸してくれます。

なかでも沢庵和尚の弟子たちが凄く印象に残りました!

めちゃくちゃ格好良いので説明したいのですがネタバレになるので詳しく書けません。

彼らがいなければ仇討ちはなしえなかったですし確実にキーマンたちです。

それと会津藩主の加藤明成や芦名銅伯、そして娘のおゆら、七本槍衆の非道外道っぷりが多く描写されています。

そうした描写があるから正義側の柳生十兵衛や堀家の女たちが一層と魅力溢れて見えるのは素晴らしいですよ!

まとめ

以上が山田風太郎さんの著書『柳生忍法帖』についての感想・紹介でした。

いかがでしたでしょうか?

ページ数はありますが展開が多い作品なので全く飽きずに読めるはずです。

普段、漫画やアニメ中心の小説を読まない方にも是非読んでいただきたいです!

良い本に出会ったときの読む手が止まらなくなるという感覚を1人でも多くの方に感じて欲しいと思ってます。

また、2021年9月18日〜宝塚の舞台でも公演されるようなので予習としてもオススメです。

最後までご覧いただきありがとうございました!

では、また。

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